【筑後鷹】メキシコ出身の育成4年目アルメンタ “モイネロ2世”が今季こそ本領発揮

[ 2025年2月11日 06:00 ]

キャッチボールするソフトバンクのアルメンタ(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクのアレクサンダー・アルメンタ投手(20)は優れた素質から“モイネロ2世”の呼び声高い左腕だ。メキシコ出身の育成4年目。昨年3月に2軍の公式戦初勝利を挙げたが、4月に腰椎分離症で離脱とケガに泣いた。故障は癒えて春季キャンプは2年連続でB組スタート。憧れのモイネロとの競演を夢見てアピールを続けている。

 アルメンタにはかなえたい夢がある。来日4年目を迎えた左腕は真っすぐな目で言った。

 「世界一に貢献できるようなピッチャーになりたい」

 球団スローガン「めざせ世界一」を意識して熱く語った20歳。春季キャンプは2年連続でB組でスタートを切り、順調な仕上がりを見せている。既にブルペン入りし、実戦へ向けピッチを上げることをもくろむ。「状態はいい。体も筋肉も大きくして支配下になれるように頑張りたい」と前向きに語った。

 昨年3月21日のウエスタン・リーグのくふうハヤテ戦で2軍公式戦初先発し、初勝利を挙げた。さらなる飛躍が期待されたが、4月に腰椎分離症で長期離脱。実戦復帰したのは支配下登録の期限が過ぎた8月だった。「2軍で勝てたことはいい経験になったけど、支配下になるチャンスがなくなったことが一番悔しかった」と無念の表情を浮かべる。メキシコに帰国してからは徹底した走り込みで下半身を中心に鍛えてきた。

 倉野投手コーチが「フォームと球のギャップが凄くある」と評するように、力感のないフォームから150キロ超のボールを投げられるセンスが売り。「スピンが利いたストレートを投げたい」と理想を語る。オフには鋭く曲がるスライダーの精度向上に努めるなど変化球にも力を入れてきた。目指すはモイネロのような投手。先発転向1年目の昨季11勝を挙げ、最優秀防御率のタイトルを獲得した左腕から「練習を一生懸命に頑張れば、一緒に1軍で勝つチャンスがある」と激励されたことを大事にしている。

 日本での生活にもすっかり慣れ、リラックス方法は野球ゲームをすること。食事も楽しみの一つでとんこつラーメン、担々麺をぺろりと平らげパワーをつけている。「何でも食べられるようになったよ」と屈託ない表情で話したアルメンタ。大きな夢に向けて突き進む。 (杉浦 友樹)

 ◇アレクサンダー・アルメンタ 2004年6月26日生まれ、メキシコ出身の20歳。7歳で野球を始め、13歳で投手一本に絞る。22年にソフトバンクに入団。23年に2軍デビューを果たし、昨年3月に2軍初勝利を挙げるも、4月に腰を痛め2試合登板(2勝0敗、防御率1.13)にとどまった。1メートル85、79キロ。左投げ左打ち。背番号135。

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