ロッテ・佐々木朗希、初の危険球退場で5敗目 2位日本ハムとは4.5ゲーム差と苦しい状況に

[ 2024年9月15日 21:01 ]

パ・リーグ   ロッテ1―7西武 ( 2024年9月15日    ベルーナD )

<西・ロ>7回無死、佐々木は危険球で退場(撮影・小海途 良幹)
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 ロッテの佐々木朗希投手(22)が15日の西武戦(ベルーナドーム)に今季16度目の先発登板したが、7回、先頭の野村大樹内野手(24)の頭部に死球を与え、プロ5年目で初の危険球退場となった。6回0/3を投げ、5安打4失点(自責3)で2死球、4三振で5敗目となった。

 7回だった。先頭の野村大に対し、カウント1―1からの3球目、この試合82球目に投じた139キロのフォークボールがすっぽ抜け、避けようとした野村大の頭部に当たってしまう。ホームベース手前でぼう然と立ち尽くしていた佐々木は危険球退場となった。緊急登板した吉田がその後失点し、佐々木は4失点となった。

 初回こそ無失点に抑えたが、序盤から思ったように制球できない。2回には先頭の佐藤龍を2ストライクと追い込みながら、スライダーが高めに浮いて左翼線二塁打で出塁を許す。2死三塁から野村大の打ち取ったかにみえた三塁へのゴロが内野安打となって先制を許した。

 3回表に同点に追いついてもらったが、立て直せない。その裏、味方の失策もあって1死一、三塁のピンチを背負うと、西川に左翼線二塁打を打たれ勝ち越しを許す。続く佐藤龍の二ゴロの打球はバウンドが高くはね、二塁手の藤岡がジャンプしてキャッチし本塁へ送球したが、これがセーフとなり(記録は野選)3点目を失った。打ち取った当たりが難しいバウンドとなり、運にも見放された。

 4回以降はリズムを取り戻し、6回まで無安打投球に抑えた。勝利投手となれば、22年の自己最多の9勝に並び、自身初の2桁勝利に王手をかける一戦だったが、悔やまれる降板となった。

 チームはその後、救援陣が打ち込まれて完敗。この日試合中止となった2位の日本ハムとは4.5ゲーム差の3位。ホームアドバンテージを得ることができる2位の背中が遠のく結果となった。

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