【バレーボール】日本が逆転勝ちで白星発進 石川、高橋藍が不在の中アルゼンチンに3―1

[ 2024年5月22日 07:29 ]

バレーボール「ネーションズリーグ」で昨年の銅メダルを上回る成績を目指す男子日本代表
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 バレーボールのネーションズリーグ男子の第1週ブラジル大会が21日(日本時間22日)に開幕し、リオデジャネイロで1次リーグが行われた。

 世界ランク4位の日本は初戦で同6位のアルゼンチンに3―1(24―26、25―22、25―23、25―19)で逆転勝ち。前回大会で銅メダルを獲得した日本は2年連続メダルに向けて白星発進した。

 アルゼンチンは東京五輪で銅メダルを獲得した強豪。パリ五輪出場権を獲得していないためフルメンバーで臨んできた。

 日本は富田、山内、西田、甲斐、小野寺、セッター関田、リベロ山本が先発。第1セットは先行される展開から富田の連続サービスエースなど5連続得点で逆転した。その後、再逆転を許し、リードされて迎えた終盤、西田の連続得点などでひっくり返し、先にセットポイントを握ったが、ジュースの末に24―26で先取された。

 第1セットは一進一退の展開。日本はミドルブロッカーを使った攻撃が機能し、15―15から小野寺の速攻などで3連続得点。終盤も山内の速攻が立て続けに決まり25―22で取り返した。

 第3セットは西田が躍動する。10―10から巧みな軟打で連続得点。サービスエースも決めてリードをもたらし、終盤にもブロックアウト、プッシュで得点を重ねた。24―23からの最後の1点も強打でもぎ取り、セット奪取に貢献した。

 第4セットも西田が得点を量産。20歳の甲斐も要所で強打を決める。山内、小野寺のミドル陣も速攻やブロックで得点。アルゼンチンを圧倒した。

 イタリア1部リーグのプレーオフに出場した石川祐希と高橋藍は休養を優先し、ブラジル大会のメンバーから外れた。2人のエースが不在の中、日本が強さを見せつけた。

 ネーションズリーグは世界のトップチーム16カ国が参加。1次リーグは各国が12試合を戦い順位を決定。上位7カ国と開催国がトーナメント方式の決勝大会に進出する。

 また1次リーグ後の世界ランクでパリ五輪出場国残り5枠が決まる。日本は昨年の五輪予選で本大会出場権を獲得済みだが、五輪の組分けにかかわる世界ランクで上位を維持するため決勝進出を目標に掲げている。

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