十両で1敗の若隆景が全勝の遠藤止めた!元三役対決制して10勝 館内は幕内後半さながらの大歓声

[ 2024年5月22日 20:36 ]

大相撲夏場所11日目 ( 2024年5月22日    東京・両国国技館 )

<大相撲夏場所11日目>遠藤(右)を肩透かしで破る若隆景(撮影・西尾 大助)
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 西十両6枚目で1敗の若隆景(29=荒汐部屋)が、全勝で十両単独首位の遠藤(32=追手風部屋)を破って10勝目を挙げた。

 十両の優勝争いを左右する大一番。三役経験のある人気力士対決に、館内は幕内後半戦さながらの大歓声に包まれた。「やっぱり歓声を聞くと、しっかり頑張ろうと思いました」。幕内優勝経験者の元関脇は、大ケガする前の土俵を思い出しているかのようだった。

 互いに低く当たり合うと、右をのぞかせた若隆景がタイミング良く右から肩透かし。先に動いて勝負を決め「悪くはないかな」と振り返った。関脇だった昨年春場所で右膝前十字靱帯断裂の大ケガを負ってから1年。先場所の9勝を上回る2桁勝利を挙げ「徐々に良くなってきたかな」と順調な回復ぶりに手応えを得た。

 全勝の遠藤を引きずり降ろし、新十両・阿武剋(24=阿武松部屋)も含め3人が1敗で首位に並ぶ展開に。ここから白星を上積みしていけば幕内復帰の可能性も残っており「明日からまた自分の相撲に集中してやっていきます」といつも通り淡々と前を向いた。

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