【全豪OP】村上武資氏 大坂なおみはサーブからの攻撃に改善の余地あり 状態は50%未満

[ 2024年1月16日 04:39 ]

テニス全豪オープン第2日 ( 2024年1月15日    メルボルン・パーク )

全豪オープン1回戦、ガルシア(右)に敗れた大坂なおみ(AP)
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 【村上武資の目】勝敗を分けたのはサーブ力だ。スピード、バリエーション、大事な場面での精度はガルシアがはるかに上だった。大坂は特にジュースサイド(コート右側)からのワイドのサーブにスピード、切れがなかった。ブレークされたのは1ゲームだけだったが、結果的に相手のサーブにプレッシャーを与えることができなかった。

 以前なら第1サーブが入れば80~90%の確率でポイントを獲得したが、第1セットは73%にとどまった。サーブから3球目の攻撃にも改善の余地がある。

 フィジカルも戻っていない。終始ベースライン付近でプレーしたが、もう少し反応のスピードを上げないと、このレベルで勝っていくことは難しい。

 状態は休養前の50%にも達していないと思う。それでも世界ランク20位と渡り合うのだからパワー、スピードなどポテンシャルは尋常ではない。今は伸びしろしかない。時間はかかるかもしれないが、練習すれば全く変わってくる。今後が楽しみだ。(ロンドン五輪日本代表監督)

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