【前相撲】日大出身23歳の伊波が圧勝デビュー「やっとこれからスタート」社会人を経て角界入り

[ 2024年1月16日 10:27 ]

大相撲初場所3日目 ( 2024年1月16日    東京・両国国技館 )

<大相撲初場所・3日目>前相撲で加藤(左)を下した伊波(撮影・藤山 由理)
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 今場所の新弟子検査に合格した10人(外国出身者を除く)と、番付外から再出世を目指す3人の計13人による前相撲が始まった。

 日大出身の伊波(23=尾上部屋)は、柔道経験者の加藤(18=二所ノ関部屋)を一方的に突き倒して初土俵を圧勝で飾った。

 国技館の土俵に上がるのは、大学4年だった22年12月の全日本選手権以来。「呼出さんの声とか所作とか、アマチュアと全然雰囲気が違った」と初々しく話し「やっとこれからスタートなんだな」と大相撲の舞台を実感した。

 伊波は昨年春に日大を卒業後、鹿児島県スポーツ協会に就職。強化指導員として県内の子供たちに相撲を教えながら、自身も稽古を積んで地元開催の国体に出場した。大学時代から角界入りは視野に入れており、国体を終えてから日大相撲部同期の春山と城間がいる尾上部屋の門を叩いた。

 高校入学後から相撲を始め、わずか2年半で全国高校総体ベスト16。日大では3年時からレギュラー入りした実力者。「とりあえず幕下までは順当に行きたい」と最初の目標を掲げ、23歳から始まる力士人生のスタートを切った。


 ◇伊波 興輝(いなみ・こうき)2000年(平12)8月22日生まれ、鹿児島県奄美市出身の23歳。鹿児島商業高で相撲を始め、3年時に全国高校総体16強。日大1年時に東日本学生体重別135キロ未満級準優勝。2年時に東日本学生体重別135キロ未満級3位。3年時に全国学生体重別大会無差別級3位。大学卒業後は鹿児島県スポーツ協会に就職し。23年10月、地元開催の鹿児島国体に出場。1メートル89、145キロ。

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