土居美咲 涙の現役ラストマッチ プロ15年間は「長く感じた。密度が濃かった」

[ 2023年9月29日 04:47 ]

試合後、奈良くるみさん(右)から花束を受け取る土居美咲=有明テニスの森公園
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 女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープンは28日、東京・有明テニスの森公園で4日目が行われ、シングルス2回戦は今大会を最後に引退する世界ランキング331位の土居美咲(ミキハウス)が世界6位のマリア・サカリ(ギリシャ)に3―6、1―6で敗れた。ダブルス準々決勝は加藤未唯(ザイマックス)ナディア・キチェノク(ウクライナ)組、穂積絵莉(日本住宅ローン)二宮真琴(エディオン)組が勝利し、準決勝で直接対決する。青山修子(近藤乳業)柴原瑛菜(橋本総業)組は敗退した。

 世界6位の強敵に1時間5分で屈し、土居が15年のプロ生活に別れを告げた。

 今大会は予選を勝ち上がり、1回戦では世界49位の格上を撃破。試合後には1年前に引退した盟友の奈良くるみさんから花束を贈られ「最後に素晴らしい選手と試合ができて、今まで頑張ってきたご褒美と思って楽しんだ。テニス人生は長く感じた。密度が濃かったからだと思う」と涙した。

 08年12月にプロ転向し、世界ランク自己最高は16年10月に記録した30位。ツアー通算1勝でマッチ通算は403勝378敗だった。

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