【アジア大会】東京五輪2冠・大橋悠依がまさかの6位…女子200M個メは日本勢メダル獲得ならず

[ 2023年9月25日 22:06 ]

杭州アジア大会第3日 ( 2023年9月25日    中国・杭州 )

<杭州アジア大会>競泳女子200メートル個人メドレーに出場した大橋悠依(AP)
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 東京五輪競泳個人メドレー2冠の大橋悠依(27=イトマン東進)が25日、アジア大会競泳女子200メートル個人メドレー決勝で6位に終わり、2大会連続のメダル獲得とはならなかった。同じ日本勢では初出場の高校2年生・成田実生(16歳=金町SC)が3位と0・4秒差の4位となり、惜しくも表彰台を逃した。

 大橋は前回大会400メートル個人メドレーで金メダルを獲得。しかし、2冠を期待された200メートル個人メドレーでは銀メダルに終わる悔しい結果に終わった。200メートル一本に絞った今大会は、予選で2分15秒66をマークし全体5位で決勝進出。同じ日本勢の成田は2分13秒93の全体1位で予選突破を決めた。

 決勝2レーンに入った大橋は最初のバタフライを5位で折り返すと、トップとの差をジワジワと広げられ失速。最後は順位を1つ落とし2分15秒01の6位に終わった。予選トップ通過の成田はバタフライで出遅れ、得意の平泳ぎで順位を上げ“メダル争い”を演じるも3位とわずか0・4秒差の4位。2分10秒76と予選から3秒近くタイムを縮めるも初の表彰台を逃した。

 大橋は個人メドレー2冠を達成した東京五輪後に、肖像権を自身で管理するプロ選手に日本の競泳女子として初めて転向。東洋大時代から指導を受けた平井伯昌コーチの下も離れた。新たなスタートを切ったが、金メダリストの重圧もあり低迷。昨年の世界選手権後は心身ともに負担の大きい400メートル個人メドレーに出場せず、200メートルに専念することを選択した。

 今年の世界水泳選手権でも6位と不本意な結果に。1年後に迫るパリ五輪へ向け「200M個メはレベルが上がっている。前半の2種目で置いていかれないようにしないと」と今後の課題を指摘。今大会に向けては「結構スピードも出てきて手応えを感じてる。五輪に出ていく集大成として自分の全てをかけたい」と意気込みを語っていたが、またしても良い結果を残すことが出来なかった。

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