【バレー女子】真鍋監督、求む新戦力「できることなら全てのポジションに」五輪切符&メダルへ仕切り直し

[ 2023年9月25日 11:16 ]

ブラジル戦の第2セット、指示を出す真鍋監督
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 バレーボール女子日本代表の真鍋政義監督(60)が25日、オンラインで今季の総括会見を行った。24日まで行われたパリ五輪予選B組は3位で出場権獲得はならず、来年までお預けとなった。五輪直前まで出場が確定しない状況で強化方針は見直しが必要になり、指揮官は「調整は難しいが、まずは出場権を獲得するとこに集中していきたい。ネーションズリーグは1戦1戦勝ちにこだわって、少しでもポイントを上げていく方式を取らないといけない」と力説した。

 パリ五輪出場枠は開催国フランスに加え、五輪予選で6カ国が獲得。残り5枠は、来年5月中旬から始まるネーションズリーグ1次リーグ終了時(6月17日)での世界ランキングで決まる。アジア、アフリカの最上位国が優先されるため、アジア2番手の世界9位の日本は実質3枠を争う構図となる。指揮官は「(アジア最上位6位の)中国が出場権を取れなかったのは意外だった。我々が9位。10位オランダ、11位カナダ。11位のところが1つのライン。オランダ、カナダのポイントが影響する」と話した。

 五輪予選で浮かび上がった強豪国との差は、各セット終盤での勝利への執念。さらに指揮官は「サーブとサーブレシーブは来年も強化していかないと。終盤に競ったところでのサーブ、サーブレシーブを今年以上に強化したい」と言う。特にサーブは今季最も練習に時間を割き「ある程度の評価ができる。サーブへの意識が去年と全く違う」と手応えを感じたが「より一層、ミス率のパーセンテージを低くしたい。より一層、相手を崩したい」と課題を口にした。

 今季の代表活動は五輪予選と違うメンバーで構成された杭州アジア大会を残すのみ。各自が所属チームに戻り、来年3月中旬の代表招集を迎えることになる。石川はイタリア、松井はブラジルへ渡って武者修行を図る。「今回の選手がメインになる」と言う指揮官も「(新戦力は)できることなら全てのポジションにほしい。国内リーグを見て大活躍する選手がいるか分からない。海外に行った選手がより一層伸びてくるかもしれない。そういったことを踏まえて選考したい」と期待を込めた。

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