ネッツが17点差をはねのけてウォリアーズに逆転勝ち アービングが38得点 渡辺は3P2本とも失敗

[ 2023年1月23日 13:27 ]

第1Qにゴール下でシュートを決めるネッツの渡辺(AP)
Photo By AP

 東地区全体4位のネッツは22日、敵地サンフランシスコ(カリフォルニア州)でロード5連戦の4試合目を迎え、西地区全体8位で昨季のファイナル王者でもあるウォリアーズと対戦。第2Q終盤で最大17点差をつけられながら第3Qを26―18として反撃し、115―116で迎えた第4Qの残り28秒、この日16得点のロイス・オニール(29)が起死回生の3点シュートを決めて鮮やかな逆転勝ちを収めた。

 ネッツはケビン・デュラント(34)が膝の故障で離脱して4連敗を喫したが、20日のジャズ戦を含めてその後は連勝。このカードは今季2戦2勝となった。

 カイリー・アービング(30)が38得点、7リバウンド、9アシストをマーク。センターのニック・クラクストン(23)は苦手のフリースローを15本中9本外しながらも自己最多の24得点と15リバウンドを稼いでチームを引っ張った。

 渡辺雄太(28)は10分の出場で2得点、3リバウンド、1アシスト。第1Qに右のベースライン際をドライブしてゴール下で決めたのが唯一のフィールドゴール成功で、2本放った3点シュートはともにリングに嫌われた。

 この結果、渡辺の3点シュートの成功は84本中41本(規定数には5本不足)となって48・8%。ここ5試合では1本しか決まっておらず、成功率は50%を割り込んだ。

 一方、3点シュートの成功率部門で1位となっているサンズのデイミオン・リー(30)はグリズリーズ戦で2本とも失敗。成功率は前日の48・6%から48・1%にダウンした。2位につけているナゲッツのケンタビアス・コールドウェルポープ(29)はサンダー戦で5本中2本を決めているが、こちらも47・2%から46・8%に数値を下げている。

 ウォリアーズは勝機がありながらネッツに敗れて23勝24敗。ホームでは今季24戦で6敗目となった。

 ネッツのセス・カリー(32)は31分で12得点だったが、兄のステフィン・カリー(34)は38分で26得点。ベンチから出たジョナサン・カミンガ(20)も20得点を記録するなど6人が2ケタ得点を稼いだが、同点を狙って残り20秒にクレイ・トンプソン(32)が放った3点シュートは入らず、10得点に終わった同選手は今季の成功率が39・6%だった3点シュートを7本すべて失敗している。

 なおネッツは25日にフィラデルフィア(ペンシルベニア州)で東地区全体2位の76ersと対戦してロード5連戦を終了する。

 <渡辺の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場4分11秒=2得点)
(1)8分19秒・右コーナーから3点シュート=×
(2)9分41秒・右ベースライン際からドライブしてゴール下=○
(3)10分46秒・右サイドでプルアップからジャンプシュート=×
 ▼第2Q(出場3分47秒=無得点)
(4)5分15秒・速攻から左サイドで3点シュート=×
 ▼第3Q(出場1分37秒=シュート機会なし)
 ▼第4Q(出場52秒=シュート機会なし)

続きを表示

この記事のフォト

2023年1月23日のニュース