【新体操全日本選手権】前年覇者・山田愛乃は2位発進 得点は「見てないです」

[ 2022年10月27日 17:53 ]

<全日本新体操選手権大会>女子個人総合前半、フープの演技をする山田(撮影・藤山 由理)
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 新体操の全日本選手権は27日、群馬県高崎市の高崎アリーナで開幕し、男女個人総合の前半種目が行われた。昨年の女子個人総合の覇者で世界選手権代表の山田愛乃(19=イオン/国士舘大)は2種目合計58・700点で暫定2位発進となった。

 1メートル70の長身を生かしたダイナミックな演技が持ち味の山田は最初に演技したボールは28・600点と得点を伸ばせなかったが、フープでは30点台に乗せ、同じく世界選手権代表の喜田純鈴(21=エンジェルRG・カガワ日中/国士舘大)に次ぐ位置につけた。

 「2種目とも、すごく緊張したけど、落ち着いて自分らしい演技ができたと思います」と振り返り、得点については「見てないです。見たくなくて…」とぽつり。「得点も大事だけど、自分の中では、どういう演技ができるか、最後まで技をやりきるとか、難度を粘るところとかを大事にしているので、それが点数に出たのなら、うれしい」と話した。

 9月の世界選手権は振るわず、先週末のイオン・カップ世界クラブ選手権でも納得できる結果ではなかった。それでも日本代表として多くのことを経験。「今年、最後の試合なので、自分が練習してきたこと、経験してきたことを一つ一つ丁寧に出していけたら」と抱負を語った。

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