ラグビー日本代表ジョセフHC　司令塔2人へ「オールブラックスを相手にどのようなプレーをするのか」期待

オンラインで会見したジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ
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　ラグビー日本代表は27日、「リポビタンDチャレンジカップ2022」として行うニュージーランド代表とのテストマッチ（29日、東京・国立競技場）の登録メンバー23人を発表した。司令塔となるSOは10番で山沢拓也（28＝埼玉）が今秋初先発し、22番の李承信（21＝神戸）はリザーブから投入予定。オンラインで会見したジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ（HC、52）は「彼らがオールブラックスを相手にどのようなプレーをするのか見てみたい」と期待を寄せた。

　今夏から熾烈（しれつ）なポジション争いが続く司令塔のSO。山沢は7月のフランス戦は新型コロナウイルスの抗原検査で陽性判定となり欠場。今秋はコンディションの関係でオーストラリアA代表との第1、第2戦の出場を見送り、第3戦に途中出場で復帰していた。「山沢については高く評価している。前回はコロナやケガで、思うような準備ができなかったが、今は体の調子も良く、順調に調整が進んでいて練習もできている」とジョセフHC。ファンタジスタの万全を強調した。

　今夏に代表デビューしたばかりの李承信は試合を重ねるごとに成長。オーストラリアA代表との第2、第3戦は先発だったが、指揮官は「若い選手で、ポテンシャルがある。今回はリザーブからどのようなインパクトを出せるのかを見たくて、このように起用している」と狙いを語った。

　ニュージーランド代表との対戦は18年11月以来4年ぶりで、日本は87年の初対戦以降、通算6戦全敗。当日のチケットは完売しており、大金星へ満員の国立でオールブラックスを迎え撃つ。

　▽日本代表登録メンバー（◎は主将）
1　稲垣　啓太（埼玉）
2◎坂手　淳史（埼玉）
3　具　　智元（神戸）
4　ワーナー・ディアンズ（BL東京）
5　ジャック・コーネルセン（埼玉）
6　リーチ・マイケル（BL東京）
7　姫野　和樹（トヨタ）
8　テビタ・タタフ（東京SG）
9　流　大（東京SG）
10　山沢　拓也（埼玉）
11　シオサイア・フィフィタ（花園）
12　中村　亮土（東京SG）
13　ディラン・ライリー（埼玉）
14　松島幸太朗（東京SG）
15　山中　亮平（神戸）
16　日野　剛志（静岡）
17　クレイグ・ミラー（埼玉）
18　竹内　柊平（浦安）
19　下川　甲嗣（東京SG）
20　ファウルア・マキシ（東京ベイ）
21　斎藤　直人（東京SG）
22　李　　承信（神戸）
23　ゲラード・ファンデンヒーファー（東京ベイ）