荒木優、69で首位タイ浮上「年下に負けるわけにはいかない」

[ 2022年5月12日 05:30 ]

九州女子アマゴルフ ( 2022年5月11日    玄海ゴルフクラブ=6457ヤード、パー72 )

ただひとり60台となる3アンダー、69で首位に並んだ荒木優は笑顔でプレー
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 日本女子アマ(6月、岐阜関)の出場権を懸けて争われ、JGA(日本ゴルフ協会)ナショナルチームメンバーの荒木優奈(16=宮崎・日章学園高2年)がただひとり60台の3アンダー、69をマークし、前日の4位から浮上。1アンダー、71で回った藤本愛菜(15=福岡・沖学園高1年)と通算3アンダーでトップに並んだ。荒木と藤本は最終日最終組でともに初優勝に挑む。14オーバーまでの62人が第3ラウンドに進んだ。

 この日のベストスコア69で浮上した荒木優は「年下に負けるわけにはいかない」。ホールアウト後は持ち前の負けん気を隠さなかった。インから出てすぐに11、12番で連続バーディー。15番パー5は2オンさせてスコアを伸ばし、後半アウトも3バーディー(2ボギー)を加えた。

 「ショットは昨日より余裕があった。アンダーパーで回れてよかった」。今年は全ラウンドをアンダーパーで回ることが目標で前日はイーブンだったため安堵(あんど)の笑顔を見せた。

 1学年下の藤本が21年度全国中学校ゴルフ春季大会覇者なら荒木優は20年度チャンピオン。日章学園高に進んだ昨年は6月の九州高校ゴルフ選手権チャレンジゴルフ、10月の新人戦大会、12月の春季大会と個人3連覇中。JGAのナショナルチームにも選ばれ、目下“九州最強JK”だ。それだけに年少の藤本には負けられない。「九州ゴルフ連盟の試合は中1(九州ジュニア)から後は勝ってないのでそろそろタイトルを獲りたい」と初Vに闘志を見せた。

 並ばれた藤本も「いい位置で最終日を迎えられる。3日間アンダーパーを続けたい」と先輩を迎え撃つ構え。「結構しゃべるし、仲はいい」と荒木優が話す1学年違いの大物2人が最終日最終組で渡り合う。(中島 泉)

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2022年5月12日のニュース