相沢晃が2年ぶりV「日本記録保持者のプライド」日本選手権1万メートル

[ 2022年5月7日 22:03 ]

陸上・日本選手権1万メートル ( 2022年5月7日    東京・国立競技場 )

<第106回日本陸上競技選手権大会>男子10000メートル、日本人トップでゴールする相沢(撮影・会津 智海)
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 タイムレース決勝の男子は日本記録保持者で東京五輪代表の相沢晃(24=旭化成)が27分42秒85で2年ぶりの優勝を果たした。2年前は27分18秒75の日本新を出しての鮮烈Vを果たしており「あの優勝はマグレじゃないんだぞというのを見せられた。日本記録保持者のプライドを持ってこれからもレースに臨めれば」と殊勝に語った。

 昨年王者で同代表の伊藤達彦(ホンダ)を意識する展開。中盤から徐々に上げ、8000メートルから抜けだした。「蒸し暑い中のレースで前半からきつかったが、中盤から粘って最後まで押して行けたのは、次の大会で標準記録を切る好材料になった」と振り返った。

 7月の世界選手権(米オレゴン州)の出場切符を得るには、参加標準記録を切る必要がある。6月22日のホクレン・ディスタンスチャレンジ(北海道深川市)に出場予定で「正真正銘最後のチャンス。どんなにきつくてもタイムを狙って走れれば」と決意を新たにした。

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2022年5月7日のニュース