大橋悠依 平井コーチのもとを離れ、新たな環境で練習再開「どう結果に表れるか楽しみ」

[ 2022年1月20日 15:48 ]

東京五輪で2冠を獲得した大橋悠依
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 競泳の北島康介杯(東京辰巳国際水泳場)は21日から決勝種目がスタートする。開幕前の20日には招待選手が会見を開いた。2021年東京五輪の女子400、200メートル個人メドレー2冠の大橋悠依(26=イトマン東進)は五輪後の国内初レース。東洋大時代から師事した平井伯昌コーチ(58)のもとを離れ、昨年12月から新しい環境でトレーニングを積んでいることを明かした。

 米国での指導経験もある石松正考コーチ(35)のもとで、入江陵介(32=イトマン東進)らとともに練習に励んでおり「平井先生のところにいた時とは少し(練習の)種類が違ってサークル(インターバルの休憩時間)が短い。ショートサークルが苦手なので苦労しているが、今までやっていない練習なのでどう結果に表れるか楽しみ。入江選手のようなベテランと一緒に練習できるのは刺激になるし、そういう環境はうれしい」と語った。

 所属するイトマン東進の担当者は「大橋選手は海外を含め様々な選択肢の中で練習を試している状況で、現在は所属のイトマンのもと、入江選手と一緒に練習をしております。“石松のもとで決定”ということでもなく、“平井コーチから完全に離れた”ということでもございません」と説明した。

 東京五輪後はイタリア・ナポリで開催された国際リーグに出場し、10月から充電期間に入った。12月に本格的に練習を再開し、年明けからは新潟県内で合宿を実施。今大会は100メートルの平泳ぎ、自由形、200メートルのバタフライ、背泳ぎ、個人メドレーの5種目に出場予定で「どうなるか分からないが、レースで刺激を入れていきたい。今年は世界選手権(5月、福岡)、アジア大会(9月、中国・杭州)と2つの大きな大会があるので、そこで自己ベストを出せるように準備したい」と力を込めた。

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2022年1月20日のニュース