羽生結弦 3大会連続五輪決めた!2年連続6度目の全日本制覇 前人未到の4回転半挑んだ

[ 2021年12月26日 21:20 ]

フィギュアスケート全日本選手権最終日 ( 2021年12月26日    さいたまスーパーアリーナ )

<全日本フィギュア最終日>男子フリー、圧巻の演技をみせた羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートの北京五輪代表最終選考会となる全日本選手権は26日、男子のフリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(27、ANA)が最終滑走のフリーで211.05点をマークし、合計322.36点で2年連続6度目の優勝。3大会連続となる五輪出場を決めた。

 SP2位の宇野昌磨(24、トヨタ自動車)がフリー193.94点、合計295.82点で2位、同3位の18歳・鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)がフリー197.26点、合計292.41点で3位となった。

 羽生は「天と地と」の冒頭で前人未到の大技クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑んだ。

 クワッドアクセルの人類初成功を目指す今大会。会場初練習となった23日は右足一本での着氷に近い好ジャンプを披露し、25日の公式練習は成功はなかったものの、「天と地と」の冒頭に組み込んだバージョンを初めて披露した。この日の練習では、トリプルアクセルを10本以上跳んでから「天と地と」を流しての滑走。冒頭、4回転半にアタックしたが、回転が抜けた。曲以外でも、回転が抜けるシーンがあった。回転軸と回転パワーの最適なバランスを探る作業を続けていた。

 6分間練習でも2度挑み、氷の上で何度もうなずく姿が見られた。

 ▽男子の北京五輪代表選考 日本は3枠。全日本選手権の優勝者を最優先とし、残る2人は総合的に選ぶ。全日本の2、3位、GPファイナル出場権獲得者(鍵山、宇野)、国際連盟(ISU)今季ベストスコア上位3人(宇野、鍵山、佐藤)を満たす選手から2人目を決める。さらに、上記基準を満たして選考から漏れた選手と世界ランク上位3人(鍵山、羽生、宇野)、今季の世界ランク上位3人(鍵山、佐藤、宇野)らから残る1人を選ぶ。

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