帝京大は12トライの圧勝で4強 準決勝の新国立は初見参も岩出監督は“見学済み”

[ 2021年12月26日 17:10 ]

ラグビー全国大学選手権準々決勝   帝京大 76―24 同大 ( 2021年12月26日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<帝京大・同大>前半、帝京大・谷中がトライを決める(撮影・篠原岳夫)
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 4大会ぶりの王座奪回を目指す帝京大が12トライの猛攻で快勝し、ベスト4へ進んだ。開始3分のロック青木(1年)の先制トライを皮切りに、前半25分までの6連続トライで40―0とし、早々と試合を決めた。来年1月2日の準決勝(国立)では京産大と対戦する。

 帝京大は関東大学対抗戦の慶大戦(12月4日)から先発を2人変更。ロック本橋(1年)の代わりに青木をフランカーから上げ、FBには二村(3年)の代わりにSHが本職の谷中(同)を起用したが、青木に続いて谷中もスピードを生かして前半に2トライをマークした。今季開幕の筑波大戦(9月12日)では先発SHだった谷中を、岩出雅之監督は「もったいない」とCTBやWTBで試し、この日は急造ながら公式戦で初めてFBで起用。「思い切りいいプレーをしてくれた」と称えた。ケガのプロップ細木主将(4年)を含め、この日外れた選手も準決勝や決勝には戻ってくる見通しだが、岩出監督は「代役が頑張ってくれた」と選手層に手応えを示した。

 準決勝の新国立競技場は帝京大にとって初の舞台。それでも岩出監督は「早大が優勝した時(20年1月)に協会の役員として入って、見学して写真も撮ったりした」と抜け目なく、「芝生が良いので、良い動きができるのでは」と前向きに捉えていた。

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2021年12月26日のニュース