宇野昌磨、4回転フリップ強行で意地のSP2位 18日練習で右足首負傷も「今の良い演技出せた」

[ 2021年12月25日 05:30 ]

フィギュアスケート全日本選手権第2日・男子SP ( 2021年12月24日    埼玉・さいたまスーパーアリーナ )

男子SP、演技をする宇野(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 演技を終えると、宇野昌磨は右拳を振り下ろした。意地は示した。冒頭で挑んだ4回転フリップ。迷いを振り払って成功させ、2位発進となる100点超えのスコアにつなげた。「もっと良い調子なら悔やむべきところが多かったけど…。今(現在)の良い演技を出せた」

 18日の練習中、4回転フリップを跳んだ際に右足首を負傷。痛みは消えたが、苦いイメージが頭に残っていた。この日午前の公式練習でも転倒し、一度はサルコーに変更することも考えた。本番前にランビエル・コーチに「君はできるよ」と言われ、決心がついた。

 首位の羽生とは9・43点差でフリーに臨む。「1日空くので、少しでも自分のベストを見せられるようにしたい」。大会4連覇の実績もある平昌五輪銀メダリストは自分自身を信じ、再びリンクに立つ。

続きを表示

2021年12月25日のニュース