瀬立モニカ&網本麻里、「バリアフリー・ナビプロジェクト」アンバサダーに就任

[ 2021年12月21日 14:29 ]

「バリアフリー・ナビプロジェクト」アンバサダー就任式に出席した瀬立モニカ(右)と網本麻里
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 国土交通省が推進する「バリアフリー・ナビプロジェクト」のアンバサダー就任式が21日、都内で行われ、東京パラリンピックカヌー女子日本代表の瀬立モニカ(24=江東区協会)と、車いすバスケ女子日本代表の網本麻里(33=ビームス)が任命された。

 同プロジェクトは、車いすを使用する人が通行できる段差等のバリアのないルートを、スマートフォンを通じてナビゲーションするなどICTを活用した歩行者移動支援サービスを普及するため取り組み。網本は「私は右足首に障がいがありながらも、普段は歩いて生活をしているので、このようなサービスを知ることができたのはうれしい。このサービスを使うことで、障がいのある、ないに関わらず、様々な方々が不便を感じることなく、日常生活を送ることができるようにアンバサダーとしてたくさんの方に広める活動をしたい」と意気込んだ。

 瀬立は高校1年の時、体育の授業中に倒立前転でバランスを崩して脳と胸椎を損傷し、車いす生活に。通学では電車を利用していたため、「このようなサービスが導入されることによって、より学校などに通いやすくなったり、外に出るハードルが下がると思う。外に出られていない障がいの人たちが、外に出て良い景色を見られる社会になってほしい」と願った。

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2021年12月21日のニュース