18歳・宮田 五輪名乗り!ST男子500&1000で2冠 W杯第1~4戦代表入り

[ 2021年9月27日 05:30 ]

スピードスケート・ショートトラック 全日本距離別選手権最終日 ( 2021年9月26日    長野・帝産アイススケートトレーニングセンター )

男子1000メートルの表彰式でメダルを手にする優勝した宮田将吾(中央)、2位の菊池哲平(左)、3位の渡辺啓太
Photo By 代表撮影

 男女1000メートルが行われ、男子は宮田将吾(18=阪南大)が初優勝し、前日の500メートルも合わせて2冠を達成した。女子は平井亜実(24=トヨタ自動車)が前日の1500メートルに続いて2種目制覇。大会後には北京五輪出場の選考を兼ねたW杯第1~4戦に臨む男女各6人の代表メンバーが発表され、宮田や平井らが選出された。

 18歳の新星が五輪へ名乗りを上げた。1000メートル決勝に臨んだ宮田が、レース後半に4番手から追い上げ大逆転。徹底的に取り組んだ今夏の筋トレが結果に表れ「最後のひと蹴りとか、あれ(筋トレ)があったから抜かせた」と振り返った。

 日本のショートトラック界で五輪のメダルを獲得したのは、98年長野五輪の西谷岳文(男子500メートル金メダル)、植松仁(同銅メダル)が最後。宮田自身、阪南大の大先輩でもある西谷にずっと憧れてきた。

 来年1月に誕生日を迎える中で「西谷さんが金メダルを獲った時と同じ19歳で(五輪に)挑む。金メダルを獲りにいきたい」と決意を新たにした。長島圭一郎ヘッドコーチは「世界でもビビらずにやってくれれば」と期待を寄せた。

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2021年9月27日のニュース