伊勢ケ浜親方 愛弟子・照ノ富士の優勝に賛辞「15日間落ち着いて相撲を取っていた」

[ 2021年9月27日 05:30 ]

大相撲初場所千秋楽 ( 2021年9月26日    両国国技館 )

大相撲秋場所で優勝を果たし、日本相撲協会の八角理事長(右)から賜杯を受け取る新横綱照ノ富士
Photo By 共同

 愛弟子の優勝を審判長として土俵下で見守った伊勢ケ浜審判部長(元横綱・旭富士)は「自分から攻めて、まわしを引いて今場所一番いい相撲に近い。15日間落ち着いて相撲を取っていた」と評価した。

 照ノ富士がケガで大関から陥落、その後も内蔵疾患などで苦しみ「引退」の文字を口にするなかで懸命の説得を続け、序二段から最高位へと導いた。自身の優勝は4回。日馬富士(9回)に続いてまた弟子に抜かれたが、綱の責任を果たした新横綱を頼もしそうに見つめた。

 自身は90年秋場所で横綱に昇進。その場所は初日から12連勝したが千秋楽の1敗対決で北勝海に敗れ、照ノ富士と同じ13勝2敗だったが優勝は逃した。新横綱場所の難しさを知る師匠は「十分に責任を果たした。来場所もこの調子でいってもらいたい」とさらなる期待を寄せた。

続きを表示

2021年9月27日のニュース