パラ車いすバスケ男子 日本、惜しくも銀 豊島主将「あと一歩…悔しい」も大躍進の史上初メダル

[ 2021年9月5日 14:13 ]

東京パラリンピック最終日 車いすバスケットボール男子決勝 ( 2021年9月5日    有明アリーナ )

<パラリンピック 車いすバスケ 日本・米国>第2クオーター、米国選手にシュートを放たれる秋田(左)ら日本代表チーム(撮影・木村 揚輔)
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 既に初のメダルを確定させていた男子日本代表は米国に60―64で敗れ、銀メダルだった。ディフェンスが終始機能して第1Qに一時16―8とリード。前回王者・米国のシュート精度が上がり第2Qに勝ち越されたが、第3Qには46―45と再び逆転。第4Qにひっくり返されて頂点には届かなかったものの、パラリンピックの花形競技で史上最高成績を収めた。3位決定戦は準決勝で日本に敗れた英国がスペインに68―58で勝ち、銅メダルを獲得した。

 試合後、主将を務めた豊島は「良いゲームはしたんですけど、あと一歩で勝つことができなかったのでとても悔しい」と悔しさをにじませ、「強いアメリカに対してディフェンスから流れつかんで、手ごたえはあった。みんな頑張ったと思う」と仲間をねぎらった。

 今大会は「チャレンジャーの気持ちで臨んだ。勝つことはできなかったけれど、今までやってきたことを最後まで出し切ろうと言っていました。このチームの目標はメダル獲得。それを達成できたのは良かった。接戦をできたというところで(世界一に)届きそうという希望も見えてきた。次の代表がこの借りを返してくれると思います」と見据えた。

 コロナ禍で1年延期となり「ここまで、通常であれば4年周期でコロナで5年あって、1年間でさらにレベルアップすることができたチームにプラスになった1年だったと思う」と振り返った。

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