五輪代表の畑岡奈紗がツアー自己最少「61」で単独首位発進

[ 2021年7月9日 09:43 ]

米女子ゴルフ マラソン・クラシック 第1日 ( 2021年7月8日    オハイオ州ハイランドメドーズGC=6578ヤード、パー71 )

米女子ゴルフツアーのマラソン・クラシック第1日、9番での畑岡奈紗(AP)
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 第1ラウンドが行われ、東京五輪代表の畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)が10バーディー、ボギーなしでツアー自己最少の61をマークし、2位に4打差をつけて単独首位スタートを切った。フィリピン代表の笹生優花(20=ICTSI)は71で65位発進となり、上原彩子(37=モスバーガー)は76で130位、山口すず夏(20=環境ステーション)は77で137位と出遅れた。

 バーディーラッシュで、一気にリーダーボードのトップに躍り出た。ボギーなしの10バーディーを奪取。自己最少スコアマークに畑岡は「今日はほとんど大きなミスもなく、ショットもパットも凄くかみ合ったラウンドができたかなと思います。久しぶりにビックスコアが出せたので、とにかく楽しかったです」と、笑顔で1日を振り返った。

 15番のバーディーからスイッチが入った。18番パー5でバンカーからの第3打を1・5メートルに寄せ、1番パー4で第2打をピン左2メートルにピタリとつける。パー3の2番ではティーショットを傾斜を利用してピン右2・5メートルに寄せるなど、15番から怒濤(どとう)の6連続バーディー。「自分では数えていなかったので、あとからスコアカード見て“あ、6連続だったんだ”って感じで。凄く集中して、ラウンドができたかなと思います」。後半も勢いは衰えず5番パー4で2打目をピン右に1・5メートルにつけてスコアを伸ばし、ここから3連続バーディーとした。

 スタッツにも好調ぶりが表れる。フェアウエーキープ率は78・5%で、18ホール全ホールでパーオン。パット数はわずか「26」とショット、パットともに安定した1日となった。8月4日に初日を迎える五輪本番への弾みをつけたい一戦で、2位に4打差をつけるロケットスタート。世界ランキング11位の日本のエースは「このコースは伸ばし合いになる印象があるので、あと3日間しっかり集中して。自分らしいゴルフがしたいなと思います」と気を引き締めた。

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