【羽生結弦、語るDOI編(1)】出演の決断「演技することで誰かの役に立つんじゃないか」

[ 2021年7月9日 21:53 ]

「ドリーム・オン・アイス2021」で幻想的な演技を見せる羽生結弦(代表撮影)
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 フィギュアスケートのアイスショー「ドリーム・オン・アイス」が9日、横浜市のKOSE新横浜スケートセンターで行われ、男子で14年ソチ、18年平昌五輪連覇の羽生結弦(ANA)が6年ぶりに出演を果たし、「マスカレイド」を披露。新シーズンをスタートさせた。以下は、代表取材による一問一答。

 ――6年ぶりのDOI出演となった。
 「えっと、やはり皆さんの前で滑りたい思いが強くありました。昨年、アイスショーがなくて、もっと皆さんの前で滑りたかったなっていうふうに思ったのと。あと、自分が昨シーズン、自分が試合に出るたびに思った、自分が演技することで何か誰かの役に立つんじゃないかとか。何かを感じていただけるんじゃないかとか。そういったことを皆さんのために少しでもやりたいと思って。少しでも多くの場所で、機会で滑りたいなというふうに思い、今回ドリーム・オン・アイスに出させていただきました」

 ――実際にパワーをもらえたか。
 「もちろん僕自身はたくさんもらえたんですけど。僕はいただいて、その力をまた演技に変えて、皆さんにまた違った形で恩返しできたらなと思っているので。今は既に1公演でヘトヘトですけど、少しでも皆さんの何かの感情のきっかけになったらいいなと思います」

 ――最大の目標ではる4回転半の状況は。
 「まずこのドリーム・オン・アイス、僕の中では久しぶりに1日2公演あるアイスショーですので。かなり体をつくって、このアイスショーに焦点を絞って練習しなくてはいけないなと思い。そこまで4Aの練習はできていません。ただ、スターズ・オン・アイスが終わって、体のダメージだとか。昨シーズン頑張ってきた体をいたわりつつ、アクセルの基礎の練習だったり、1から自分が作り直して、4回転半に向けて作り直す作業をしっかりできたらというので、これからにシーズンに向けて本格的に練習していきたいと思います」

 ――今季のプログラム、SPは決まったか。
 「曲は決まっている。ただ、実際に音源はできていないですし。まだ発表できません」

 ――フリーは継続か。
 「はい、フリーは『天と地と』を継続したいなというふうに思います」

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