上野由岐子 2回無安打零封、制球に課題残るも修正力はさすが!

[ 2021年5月9日 05:30 ]

第54回日本女子ソフトボールリーグ1部第5節・高崎大会第2日   ビッグカメラ高崎8-3戸田中央総合病院 ( 2021年5月8日    群馬県高崎市・高崎市ソフトボール場 )

<ビックカメラ高崎・戸田中央総合病院>連投となった上野が最後を締め、ビックカメラ高崎が快勝(日本ソフトボール協会提供)@高崎市ソフトボール場
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 ソフトボール東京五輪日本代表でビックカメラ高崎の上野由岐子投手(38)は8日、高崎市での戸田中央総合病院戦で2回を無安打無失点と好リリーフした。1カ月ぶりの登板となった7日の伊予銀行戦から連投となったが、2奪三振1四球と及第点の内容。チームは8―3で逆転勝ちした。

 
 右脇腹肉離れから復帰した翌日、6回からマウンドに上がった鉄腕は涼しい顔で右腕を振った。「昨日はどちらかというと物足りなかったので、続きの感じで投げた。状態としては良かった」。3失点で負け投手となった前日の反省を生かし、緩急を使った投球で2回を無安打無失点。上野は「(復帰登板は)チェンジが決まらなくて苦しいカウントになった。修正できた」と振り返った。

 もちろん完全復活ではない。前日と同じ最速115キロだった直球は「入れたいコースに投げられなかった」と制球面に課題を残した。変化球もスピンをかけるタイミングなどイメージとのズレを感じた。「手応えを感じつつも納得していない」と五輪までに本来の投球を取り戻す。

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