川淵氏の組織委員会会長就任、一転白紙 政府内から批判

[ 2021年2月12日 14:06 ]

川淵三郎氏
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 女性蔑視発言で辞意を固めた東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)から“後継”に指名された元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏(84)の就任が一転、白紙となる可能性が高くなった。辞任する森会長が自ら後任を推薦する手法に、政府内から批判の声が上がったもの。組織委員会は後日、正式な手続きを踏んで後任を選出するとみられる。川淵氏は12日、「就任見送り」の報道が出たことについて問われ「あ、本当。それはもう、そういうことが出たならある程度従わなくちゃいけないんじゃないの」と話した。

 森会長は11日、川淵氏と会談して次期会長就任を要請し、川淵氏も受諾。森会長は12日午後に組織委員会が開催する評議員会・理事会の合同懇談会で辞意を表明する見通しで、その場で川淵氏を会長に推薦するものとみられていた。川淵氏は森会長に相談役就任も依頼しており、森会長の影響力が組織委内に残ることへの批判も出ていた。

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2021年2月12日のニュース