新谷仁美 専門外5000メートルで日本人歴代2位好記録 福士の記録にあと「2秒61」

[ 2020年9月21日 05:30 ]

陸上 全日本実業団対抗選手権最終日 ( 2020年9月20日    埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場 )

女子5000メートル 日本歴代2位の好記録で2位に入った新谷(左)と3位の広中
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 女子5000メートルは1万メートルを主戦場とする新谷仁美(32=積水化学)が日本歴代2位となる14分55秒83で日本人トップの2位。福士加代子(38=ワコール)が05年に出した14分53秒22に次ぐ好タイムを出し、東京五輪の目標に掲げるメダル獲得へ自信を付けた。広中璃梨佳(19=日本郵政グループ)が14分59秒37の好記録で3位に入った。

 新谷が福士の大記録まであと2秒61に迫った。「1万メートルのためにも15分の壁を切りたかった。もっと世界との差を縮められる」と興奮気味に語った。14年に一時引退。18年に4年ぶりに現役復帰した異色のランナーが、32歳にして進化を続けている。13年に記録した1万メートルの自己記録は更新できていないが「5000メートルで自己ベストが出たので1万メートルへつながりができた」と声を弾ませた。

 すでに5000メートルと1万メートルの五輪参加標準記録は突破した。「分かりやすい結果はメダル。メダルを目指せる環境にいるので、ターゲットにしたい」と来年の目標を語った。

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2020年9月21日のニュース