大坂なおみ決勝進出 人種差別抗議マスクコンプリートへ「多くの人にこの気持ちを届けたい」

[ 2020年9月11日 10:50 ]

テニス全米オープン第11日 ( 2020年9月10日    ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )

準決勝に勝利し2年ぶりの決勝進出を決めた大坂なおみ(AP)
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 テニスの全米オープン第11日は10日(日本時間11日)、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われた。女子シングルス準決勝で世界ランキング9位の第4シード、大坂なおみ(22=日清食品)は、同41位で第28シードのジェニファー・ブレイディ(25=米国)と対戦し、7―6、3―6、6―3でフルセットの末に勝利。2年ぶりの決勝進出を果たし、2度目の優勝に王手をかけた。決勝では、世界ランキング8位の第3シード、セリーナ・ウィリアムズ(38=米国)と同27位のノーシード、ビクトリア・アザレンカ(31=ベラルーシ)の勝者と対戦する。

 今大会は人種差別に抗議を示すため、決勝までの試合数に合わせて7枚のマスクを用意。決勝進出で、すべてのマスクを披露することになる。試合後のオンコート・インタビューでは「私は多くの人にこの気持ちを届けたいと思ってます。注目してもらいたいと思っています。そしてテニス業界以外のことに目を向けています。ビデオメッセージをいただいたりもしています。そして涙を流した場面もありました。この方向で頑張っていきます」と話した。

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