NBA再開 人種差別抗議で膝つき国家「コートの誰もが一つに」

[ 2020年8月1日 05:30 ]

NBA   ジャズ106―104ペリカンズ ( 2020年7月30日 )

国家を聞きながら片膝をつくレブロン・ジェームズ(中央)=AP
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 NBAは30日、新型コロナウイルスの影響で3月12日から中断していたリーグ戦をフロリダ州オーランド近郊で無観客による集中開催で再開し、2試合が行われた。いずれの試合も開始前の国歌が流れる際、選手や監督らが人種差別への抗議で一斉に片膝をついた。レーカーズのレブロン・ジェームズは16年に同様の行為を始めたNFLの元QBキャパニックの名を挙げ「彼に誇りに思ってもらえれば」と話し、ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンは「コートの誰もが一つになった」と語った。

 《コロナ第1号ベール、決勝フリースロー成功》ジャズは注目を集めたリーグ全体の再開初戦で競り勝った。同点の残り6・9秒からゴベールがフリースローを2本続けて成功。「コートに戻れてうれしい」と息をついた。NBAの新型コロナ感染第1号。リーグ中断のきっかけとなった。直後にエースのミッチェルも感染して2人の不仲説も流れたが、最後の得点は両者の連係から生まれた。ミッチェルは「もう、くだらない話をされないことを望む」と強調した。

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2020年8月1日のニュース