グリズリーズの渡辺雄太に朗報? 「2―WAY契約」の選手も再開時にチーム合流可能!

[ 2020年6月12日 09:57 ]

グリズリーズと2-WAY契約を結んでいる渡辺雄太(AP)
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 NBAは7月末に設定したシーズン再開にあたって、当初14人もしくは15人としていたフロリダ入りが可能な選手の人数を17人に拡大。スポーツ専門局のESPNが11日に報じたもので、この結果、マイナーのGリーグとの「2―WAY契約」を締結しているグリズリーズの渡辺雄太(25)は、8試合に設定されたレギュラーシーズンの最初から試合に出場することが可能になった。リーグ側は「2―WAY契約」の選手の参加はプレーオフに入ってからという方針を示していたが、チーム側からの要望を受け入れてその枠を拡大。ただし最終ロースター枠(15人)とベンチ枠(13人)に変更はなく、渡辺が再開シーズンの試合に出場するには、7月9日~11日のキャンプでチーム内の“バトル”に打ち勝つ必要がある。

 フロリダ州オーランドに入る22チームは6月末までに17人枠の中で解雇と新規契約といった現有戦力の調整が可能。「2―WAY契約」の選手と本契約を交わせば、「2―WAY契約」でGリーグからも選手を補充できるため、渡辺を含めて現在16人の選手を抱えているグリズリーズの動向が注目されるところだ。一方、すでに17人を抱えているネッツは、ケビン・デュラント(31)とカイリ―・アービング(28)の主力2人が故障を抱えて欠場濃厚。この場合には誰かを解雇しない限り、選手の補充はできない。

 新規契約が可能になるのは米国内に在籍している無所属のFA選手で、現在、米国以外に居住している選手は対象外。再開後に新型コロナウイルスに感染する選手が出て離脱した場合、7日間の検疫期間をはさんで新たな選手のチームへの合流が認められる。

 なおグリズリーズは中断時点で32勝33敗。西地区全体ではプレーオフ進出下限の8位で、9位トレイルブレイザーズ、10位ペリカンズ、11位キングスに3・5ゲーム差で再開シーズンに突入する。しかし8試合のレギュラーシーズン終了時点で9位が8位に4ゲーム差以内だった場合には2試合制の「プレー・イン・トーナメント」を行うために、プレーオフに駒を進めるためにはまだきびしい“立ち位置”にいる。

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2020年6月12日のニュース