25歳NHL選手、脳出血で死亡 コロナ感染拡大防止で家族は病院入れず

[ 2020年4月13日 05:30 ]

 北米プロアイスホッケーNHLのオイラーズに所属するFWコルビー・ケーブ選手が11日、脳出血のためトロント市内の病院で亡くなった。25歳の若さだった。6日深夜にコロイドのう胞による脳出血を起こし、7日にトロントへ運ばれて緊急手術を受けた。9日から人工的なこん睡状態に置かれていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のためエミリー夫人や両親は病院に入ることも許されなかった。

 入院した7日に病室の窓から夫の姿を見つめ、トランシーバーで話しかけたのが最後だったというエミリー夫人は「私たち家族はショックを受けていますが、この難しい時期に彼のために祈ってくれた全ての人に感謝します」との声明を発表した。

 コルビー選手はブルーインズとオイラーズで通算4シーズンプレーし、NHL67試合で4得点5アシスト。オイラーズOBのレジェンド、ウェイン・グレツキー氏は自身のツイッターで「期待の選手で、それ以上に人間としても素晴らしかった」と悼んだ。

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2020年4月13日のニュース