クラスター化の全柔連 感染経路「特定は困難」

[ 2020年4月13日 13:19 ]

JOCの山下会長
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 全日本柔道連盟(全柔連)は13日、東京都文京区の講道館にある事務局に務める職員計12人が新型コロナウイルスに集団感染したことを受け、山下泰裕会長(62)名での声明を発表した。

 「新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて」と題した声明では、感染防止対策として全国高校選手権など3月の主催3大会や、全国代表者会議を延期とした取り組みなどを公表。事務局での感染防止対策や経過も明記し、3月2日には「有給休暇の取得、時差通勤を推奨。子供の休校等、特別な事情がある場合は在宅勤務を認める」としていたことにも触れた。

 そうした取り組みの甲斐なく、国内の中央競技団体としては初のクラスター(感染者集団)化したことについて、山下会長は「感染拡大防止の対策は早期に講じてきましたが、このような結果になりましたことは、運用の面が不十分であったと反省しております」と陳謝。また「職員が4月1日以前に家族も含め感染者と濃厚接触したことはなく(中略)誰がどの時点で感染したかの特定は困難な状況にあります」とし、感染経路が不明であることにも明らかにした。

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2020年4月13日のニュース