車いすバスケ東京パラ除外危機 玉川会長がコメント「事実確認を行っております」

[ 2020年2月1日 09:12 ]

東京パラリンピックから除外される可能性が出てきた車いすバスケットボール
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 車いすバスケットボールで選手の障がいに応じたクラス分けを巡り、今年8月25日開幕の東京パラリンピックから除外される可能性が出てきた問題について、日本車いすバスケットボール連盟の玉川敏彦会長は1日までに公式ホームページ上で以下のコメントを発表した。

 「国際パラリンピック委員会の報道発表を受けて

 当連盟は、2020年1月31日(日本時間20時00)に国際パラリンピック委員会(以下、IPC)より発表された内容について、現在関係各所と連係を図りながら報道内容の事実確認を行っております。

 クラス分けは、パラスポーツの根幹をなすものであり、IPCのクラス分けに関する規定を遵守することが、パラリンピック出場の大前提であると認識しております。

 当連盟といたしましては、国際車いすバスケットボール連盟(以下、IWBF)がIPCの要件を満たした規定に変更するよう訴えて参りました。今後も私たちの車いすバスケットボールがパラリンピックのスポーツでアリ続けるように尽力いたします。

 なお、IWBFより提示されるアクションプランが発表され次第、今後の対応を早急に検討いたします。 以上」

 今回問題になったのは、選手の持ち点が4・0と4・5のクラス分け。特に4・5のクラスは最も障がい軽いクラスのため、線引きによってチーム力に大きな影響がでることになる。1月23~25日にドイツ・ボンで行われたIPC理事会で決定。IPCはIWBFに対し、5月29日までにクラス分けのルールを是正しなければ東京パラリンピックから除外する可能性があると警告したことを31日に発表した。

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