お待たせ!八村、2月2日“復帰”へ 監督もワクワク「戻ってくるのが楽しみだ」

[ 2020年2月1日 05:30 ]

ウィザーズの八村(AP)
Photo By AP

 NBA、ウィザーズのスコット・ブルックス監督(54)は30日、鼠径(そけい)部を痛め戦列を離れている八村塁(21)について「1日に戻ってくる確率は高い」と述べ、本拠ワシントンで1日午後8時(日本時間2日午前10時)開始予定のネッツ戦で復帰する見通しを示した。31日の練習後に決定するという。

 八村は開幕から先発メンバーに定着したが、昨年12月16日の試合で味方選手と接触して負傷。簡単な手術を受けた後は治療とリハビリに専念し、1月に入って本格的な練習を再開していた。ブルックス監督は「ここ2週間ほどはいい調整ができている。戻ってくるのが楽しみだ」と話した。

 八村はこの日、本拠地でのホーネッツ戦で22試合連続の欠場となった。試合前にコーチとパソコンの映像で学習して復帰に備え、ホーネッツ戦の開始前には26日に事故死したレーカーズの元スター選手、コービー・ブライアント氏の追悼式典に参加。コートなどにブライアント氏の現役時代の背番号だった8と24が大きく映し出されると、背番号にちなんで24秒の黙とうがささげられた。27日に自身のツイッターで「僕にとってもヒーロー」など日本語で333文字にも及ぶ思いをつづった八村も、同僚と整列して巨星の死を悼んだ。

 《八村の負傷経過》
 ▼19年12月16日 敵地デトロイトでのピストンズ戦で開幕から25試合連続で先発も、前半終了間際に鼠径部を負傷。途中交代し、連続2桁得点は8試合でストップ。
 ▼20年1月4日 本拠地ワシントンでのナゲッツ戦前に負傷後初めて取材対応。簡単な手術を受けたことを明かす。「少し時間がかかると医師に言われている」
 ▼同13日 負傷後初めて全体練習に姿を見せた。別メニューで体を動かす。ブルックス監督は「これから毎日、来ることになる」。
 ▼同19日 全体練習でレイアップや3点シュートに取り組むも、ブルックス監督は「まだ実戦ができる状態でもない」と復帰は2月以降になる見通しを示す。
 ▼同20日 本拠地ワシントンで行われたピストンズ戦を大リーグ、カブスのダルビッシュが観戦。激励を受ける。
 ▼同25日 全体練習に完全合流
 ▼同27日 ヘリコプター事故で急死したコービー・ブライアント氏を追悼するメッセージを自身のツイッターに書き込む。
 ▼同30日 ブルックス監督が1日のネッツ戦での復帰を明かす。

続きを表示

この記事のフォト

2020年2月1日のニュース