ラグビー神社「雑太社」に日本初ラグビーボール形さい銭箱

[ 2019年12月23日 18:44 ]

ラグビーボール形のさい銭箱を前に笑顔を見せる左から原代表、新木宮司、坂田会長
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 ラグビー神社として有名な、世界文化遺産の下鴨神社境内にある「雑太社(さわたしゃ)」で23日、日本初となるラグビーボール形さい銭箱の奉納が行われた。

 楠の丸太から彫られたもので、大きさは縦50センチ、横80センチ。約1か月間かけて製作したノーサイド・橋本の橋本一吉代表(74)は「こんなに大きなものを作るのは初めて。きっちりとしたラグビーボールの形に作ることができるのか本当に心配でしたし、中をくりぬくのが大変でした」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 橋本代表は東大阪市で木製ラグビーボール店を営み、第84回全国高校ラグビー大会から優勝チームに授与している木製トロフィー「ラグビーのまち東大阪市賞」を製作していることから、今回の依頼を引き受けた。

 奉納者の(株)フルタイムシステム・原幸一郎代表取締役(76)は「2日前(21日)に完成したばかり。今日初めて見ましたが本当に立派ですね」と笑顔で最初にさい銭を入れた。

 企画した関西ラグビー協会の坂田好弘会長(77)と、原代表が同志社大ラグビー部の同期だった縁から、同代表が「何でもサポートしたい」と支援者となり、昨年7月にはラグビーボール型の鈴も奉納している。

 坂田会長は「思い描いてきたことができた」と感無量の様子だった。 

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2019年12月23日のニュース