九州に新たな女子ラグビーチーム「ナナイロプリズム福岡」誕生 メンバーに日本代表主将の中村ら

[ 2019年12月11日 11:21 ]

女子ラグビーチーム「ナナイロプリズム福岡」の発足会見で笑顔を見せる(左から)永田見生久留米大学学長、選手兼任GMの中村知春、NanairoLabの村上秀孝CEO
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 九州に新たな女子ラグビーチーム「ナナイロプリズム福岡」が誕生する。同チームの選手兼任GMを務める7人制ラグビー女子日本代表主将の中村知春(31)らが10日、福岡市内で会見した。

 チームの立ち上げに尽力した中村は「九州はラグビー文化が根強く、7人制、15人制日本代表に多くの選手を輩出しているが、地元でプレーする場所がない」と現状を説明。「社会人のクラブチームを立ち上げることで九州で育ったラガールたちが地元でプレーできるようにしたい」と力を込めた。

 チームは一般社団法人「Nanairo Lab」が運営し、選手の所属先企業などを斡旋(あっせん)する。引退後も視野に、将来の希望に合致した企業への所属、現役の間の資格取得などをサポートするプランもある。拠点は提携が決まった久留米大学に置き、監督は選定中だ。契約選手は中村の他に東京五輪日本代表候補の横尾千里(27)、白子未祐(24)。他は来年1月18、19日に久留米市内で行うトライアウトで決定する。18歳以上で未経験者も歓迎という。中村は「太陽生命ウィメンズセブンシリーズ昇格を目指し、私も東京で金メダルを目指すが、このチームから五輪代表、メダリストを出したい」と意欲を語った。

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2019年12月11日のニュース