早大 開幕6連勝!2年連続対抗戦制覇へ王手 慶大は大学選手権への自力出場が消滅

[ 2019年11月23日 15:51 ]

<早大・慶大>前半4分 先制トライを決める早大・古賀(奥)(撮影・久冨木 修) 
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 関東大学ラグビー対抗戦グループ伝統の一戦、第96回早慶戦は23日、雨の東京・秩父宮ラグビー場で行われ、早大が17―10で勝って開幕6連勝。2年連続対抗戦制覇へ王手を懸けた。同じく全勝(5勝)の明大が24日に帝京大(4勝1敗)に敗れるか、最終戦の早明戦(12月1日、秩父宮)に勝てば優勝が決まる。慶大は4敗目(2勝)。2勝3敗同士で24日に対戦する日体大と筑波大に直接対決でいずれも敗れているため、4位以内に権利がある大学選手権への自力出場が消滅。1997年度以来22シーズンぶりに大学選手権出場を逃すことが濃厚となった。早慶戦の通算成績は早大の69勝20敗7分け。

 早大は前半3分、WTB古賀(3年)が敵陣10メートル付近で左コーナー手前へショートパント。快足で自ら追いつき、左隅にグラウンディングして先制した(5―0)。15分には敵陣中央スクラムから左へ展開し、タックルをかわした古賀が左隅へ抑えて10―0とした。

 慶大も反撃。19分、敵陣中央で得たペナルティーを右タッチへ蹴り出してラインアウトとし、フッカー原田(2年)が手前へ投げ入れたボールをリターンでもらい、右中間へトライを返した(10―7)。慶大はその後も敵陣ゴール前で再三ラインアウトのチャンスを迎えたが、スローフォワード、ノックオン、ターンオーバーとミスが相次ぎ、好機を生かせなかった。しかし、前半終了間際にSO中楠(1年)がPGを決め、10―10で前半を折り返した。

 早大は後半9分、相手キックのカウンターを起点に右展開からSO岸岡(4年)が裏へ抜け出し、右中間へトライを決めて勝ち越し(17―10)。慶大は後半34分から4分以上、相手ゴール前で28フェーズにわたる攻撃を繰り広げながらトライを奪えなかった。試合終了間際には相手のDG失敗から敵ゴール前まで迫ったが、及ばなかった。

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