鈴木、万全の暑熱対策「3点セット」で冷やし続け栄冠

[ 2019年9月30日 05:30 ]

陸上世界選手権第2日 男子50キロ競歩 ( 2019年9月28日    ドーハ・ハリーファ国際競技場 )

首と手に保冷剤を巻いて歩く鈴木(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 鈴木の金メダルをアシストしたのが暑熱対策だった。鈴木は給水ごとにスタッフから首、手、頭を冷やす「3点セット」を受け取り、常に体を冷やし続けた。「今回の対策でかなり効果はあった。しっかりとフィードバックして五輪に向けて共有したい」と手応えを口にした。

 他国の選手も氷を帽子の中に入れるなど対策を講じていたが、袋詰めされていないバラバラの氷でかぶる時にこぼれている選手もいて、日本の手際の良さが際立った。

 スタート時の気温31度、湿度74%という厳しい条件で男子は出場46人のうち28人しかゴールできない過酷なレースで日本の優位性が立証された。鈴木は「これでいけると自信を持った対策を練りたい」と今後のさらなる向上を誓った。 

続きを表示

この記事のフォト

2019年9月30日のニュース