関学大、開幕4連勝も神大に大苦戦 試合後は異例の「反省ハドル」

[ 2019年9月30日 05:30 ]

 関西学生アメリカンフットボールのリーグ戦3試合が29日、神戸市の王子スタジアムで行われた。2年連続の学生日本一を目指す関学大は神大に大苦戦。17―15で辛くも振り切り、開幕からの連勝を4に伸ばした。関大は龍谷大を退け3勝1敗。近大と同大は引き分けた。

 どちらが勝者か分からない。試合終了から30分後、フィールドで関学大の4年生が異例の「反省ハドル」を組んでいた。17―15。フル出場のQB奥野は「ほぼ負けの試合」と評した。

 敵陣6ヤードまで進めた最初のドライブでインターセプトを許し、先制した直後には珍しいセーフティで流れを失った。試合巧者らしからぬ展開。前半を7―8で折り返し、第3Q6分47秒に奥野のTDパスで一度は逆転したものの、FG1本でひっくり返されるところまで追い込まれた。

 「これが実力。甘いわ」。鳥内監督の怒りは、相変わらず最上級生に向けられていた。「こんだけ4年生がおったら強いはずなのに…。(オレが)言わなしゃあないな」。組織力こそ王者の伝統。それが発揮できないから、今年は苦しい。

続きを表示

2019年9月30日のニュース