浅地、史上初“5人プレーオフ”制した 初日65位からの大逆転V

[ 2019年9月16日 05:30 ]

男子ゴルフツアーANAオープン 最終日 ( 2019年9月15日    北海道北広島市 札幌GC輪厚C=7063ヤード、パー72 )

5人でのプレーオフを終え健闘を称え合う(左から)S・ノリス、S・ハン、嘉数光倫、浅地洋佑、時松隆光(撮影・沢田 明徳)
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 73年のツアー制度施行後、最多となった5人のプレーオフ。1ホール目の18番で浅地は1メートルのバーディーパットを「(正規の18番のパーパットと)同じラインだったので入ると思った」とあっさり沈め、ガッツポーズを繰り返した。

 初日65位からの大逆転劇。初挑戦した7月のメジャー、全英オープンで強風の中、予選を通過した自信が成長の土台になった。「多少の雨や風ではビクともしなくなりました」。初日のホールアウト後には、女手ひとつで育ててくれた母・伸子さんからLINEで「パー5で取れないからいつまでもそんなスコアなのよ。何してんの!!」と尻を叩かれた。昨年結婚した智子夫人は12月に出産予定。「家族も増えるし、もっと頑張らないといけない」と発奮材料には事欠かなかった。

 これで賞金ランクは2位に浮上。10月の米ツアーとの共催試合のZOZOチャンピオンシップの出場も確実となった。「楽しみですし、ウッズと回りたい。賞金王も狙える位置に戻ってきた」。26歳の若武者の目の前には大きな可能性が広がっている。

 ▼2位時松隆光 5人のプレーオフだったのでバーディーを取るしかなかった。チャンスにつけられなかったのが痛かった。勝ちたかったですね。(首位を守れず逆転負け)

 ▼2位嘉数光倫 素直に悔しいです。5人のプレーオフは経験したことがなかった。優勝者は1人しかいないので、みんなで負けた感が強い。(プレーオフ1ホール目でダブルボギー)

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