ロシア指揮官「日本の方が8強のチャンスは大きいが…」 アルテミエフ主将は史上最高成績の誓い

[ 2019年9月14日 20:29 ]

ウエルカムセレモニーで子どもたちと触れ合うロシア代表のジョーンズ監督(撮影・中出健太郎)
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 ラグビーW杯日本大会の開幕戦(20日、味スタ)で日本代表と対戦するロシア代表が14日夜、公認キャンプ地のさいたま市内で開かれた公式行事「ウエルカムセレモニー」に出席した。メンバーは子どもたちが打ち振るロシア国旗に迎えられて笑顔になり、情景をスマートフォンなどで撮影しながら入場。リン・ジョーンズ監督(55)は1人1人と丁寧に手を合わせて歩を進めた。

 セレモニーではロシアカラーのだるまにFBアルテミエフ主将(32)が目を入れ、チームにはさいたま市から記念品が、メンバーには出場記念のキャップとメダルが贈られた。あいさつしたアルテミエフ主将は「我々には目標がある。ロシアのW杯史上最高の成績を残したい」と決意表明した。

 セレモニー後に取材に応じたジョーンズ監督は「素晴らしいセレモニーだった。ラグビーキッズたちも多く来てくれて、とても楽しめた」と感激の表情。日本で警戒する選手として「11番の福岡、No・8、リーチ、9番と10番の関係性」を挙げ、「ロシアにとって今回のW杯は非常に重要だ。日本の方がベスト8へ行くチャンスは大きいが、我々も持てる全てを発揮したい。何よりも選手たちは楽しんでほしい」と語った。また、ロックのアンドレイ・オストリコフ(32)は「仕上がりはいいと思う。来週の金曜日に実力を全て発揮したい」と抱負を述べ、日本の気候について「実は(来日前に合宿をした)ソチも湿度は高い。ここ数日、日本は涼しくなっているし、このぐらいだとモスクワの夏を思い起こさせる。涼しくなってきたのは我々に有利じゃないか」とコメントした。

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