黄金世代・原英莉花 逆転Vへ「目の前に敵がいるのは嫌いじゃない」

[ 2019年6月1日 19:08 ]

女子ゴルフ リゾートトラストレディース2日目 ( 2019年6月1日    静岡県浜松市 グランディ浜名湖GC=6560ヤード、パー72 )

<リゾートトラストレディース・2日目>6番、髪の毛を整える原英莉花(撮影・西尾 大助)
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 ジャンボ尾崎の愛弟子・原英莉花(20=日本通運)がバーディー合戦となる伸ばし合いの中、5バーディー、3ボギーの70にとどまり、2打差の3位と前日の首位から一歩後退した。

 出だしの1番で4メートルのバーディーパットを沈め幸先のいいスタートを切るが、後半の10、11番でボギーを叩き後退。だが、終盤の15、17番でバーディーを決めて盛り返した。

 「風が凄く強くて、なかなかチャンスにもつかなかったのですが、耐えるところは耐えられたし、最後、カムバックして元に戻せたのは、凄くあしたにつながったかなと思います」

 この日は同じ黄金世代の河本結、渋野日向子と最終組でプレーした。一時は河本に2打差、渋野に4打差をつけたが、最終的に68で回った河本にリードを許す展開となってしまった。

 「10番はピンポジションが凄く難しくて、渋野ちゃんが左につけたんですけど、そこしかバーディーを取るところがないくらいで、私は奥につけて3パットしてしまった。ラインも風とケンカしながらというか、逆に(風に)乗っていっちゃったりするので。その判断というか勇気を持って(パットを)打ち切れなかったのが、後半は多かったのかなと思います。風とラインと、見た目と感じてるのと違う中で、しっかり決められなかったことがスコアを落とした原因かなと思います」とスコアが伸び悩んだ理由を振り返った。

 それでも首位のアマチュア古江彩佳とはまだ2打差。逆転Vの可能性は十分すぎるほどある。

 「上がいるので、そこを抜かすしか優勝への道はない。自分の調子を判断しながら、もったいないミスだけはしないようにプレーしたい」

 最終日は最終組の一組前で回る。「目の前に敵がいるのは嫌いじゃない。一対一とか得意なので。でもオールスクエアじゃないので心境はいつでも追っていく立場。あしたはどっちにしろ、しっかりやっていきたいなと思います。ここぞっていうバックナインは、得意かなと思うんですけどね。でも自分の調子が凄いいいわけじゃないので、出来る限り最初から(攻めて)いきたいですね」と話していた。

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2019年6月1日のニュース