英莉花 パットはジャンボ、スコアはミニミニ 師匠選定パターで初単独首位

[ 2019年6月1日 05:30 ]

女子ゴルフツアー リゾートトラスト・レディース第1日 ( 2019年5月31日    静岡県浜松市 グランディ浜名湖GC=6560ヤード、パー72 )

18番、声援に応える原(撮影・西尾 大助)
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 ジャンボ尾崎の愛弟子の原英莉花(20=日本通運)が6バーディー、ボギーなしの66で回り、自身ツアー初となる単独首位に立った。1打差の2位に河本結(20=フリー)と渋野日向子(20=RSK山陽放送)が続き、黄金世代の3人が上位を占めた。

 師匠の愛情に後押しされ、原英が快調にスコアを伸ばした。出だしの1番で6メートルのバーディーパットを決めたのを皮切りに9番で4メートル、18番でも4メートルの難しい距離を沈め混戦を抜け出した。

 「自分の思うドローやフェードとは違うショットが出ていましたが、パットが不安なくできているので結果的に少ないスコアで回れたのかなと思います」

 プレーの支えとなったのが4月のKKT杯バンテリンの時にジャンボからもらったパターだった。それまではピン型を使っていたが、ミスヒットが多かったため比較的操作がやさしいマレット型を師匠が選んで試合会場まで送ってくれたという。シャフトなどを調整し1カ月前から実戦投入。2週前のほけんの窓口では優勝争いを演じ4位。師匠のサポートはそれだけではない。無料通話アプリのLINEを通じパットの時に予備動作を入れるようアドバイスをもらい「ハンドファースト気味に動かすようにしたらスムーズに打てるようになりました」と感謝する。

 フェアウエーが広く視界を遮る木も少ないコースは飛ばし屋向き。「一打一打に集中できれば勝てるんじゃないかと思っています」。ジャンボ直伝の豪打と小技で初Vに挑む。

 ▼4位野沢真央 オフはジャンボさんのところでスイング改造を数カ月やっていました。ジャンボさんからは曲がらなくなったなと言われました。(同門の原英に負けじと好プレー)

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2019年6月1日のニュース