照ノ富士 復帰2場所目は6勝1敗「全体的に良くない」

[ 2019年5月24日 14:11 ]

大相撲夏場所13日目   ○照ノ富士(押し出し)大翔前● ( 2019年5月24日    両国国技館 )

<夏場所13日目>大翔前(左)を押し出しで破る照ノ富士(撮影・久冨木 修)
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 元大関で東三段目49枚目の照ノ富士(27=伊勢ケ浜部屋)が6勝1敗で復帰2場所目を終えた。7番相撲は西三段目55枚目の大翔前(21=追手風部屋)に張っていき、左四つに組み止めた。引かれたところでバランスを崩しそうになったが、しっかり踏ん張って押し出した。

 両膝の負傷などで4場所連続全休を強いられ、今年3月の春場所は序二段での復帰だった。元大関が幕下以下に落ちて相撲を取るのは史上初めてだったが、春場所は優勝決定戦で敗れたものの7戦全勝。今場所は勝負が決まったと思って力を抜いた相撲があり2場所連続全勝はならなかった。「瞬発力がないので足が前に出ていない。全体的に良くない。動き自体は先場所より良かったけど、納得していない部分がある。土俵勘もなかったし」と振り返り、完全復活にはまだ時間がかかりそうだ。

 名古屋場所(7月7日初日、エディオンアリーナ)は幕下となる可能性が高まった。「来場所っすね。今日から来場所の練習」と早くも次の場所を見据えた。復帰後は相撲を取る稽古はできていないが「相撲が取れるように体を準備している」という。6月は伊勢ケ浜部屋の大阪・堺合宿があり、「ばっちりやりますよ」と意気込んでいた。

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2019年5月24日のニュース