デューク大辛勝 NCAAトーナメントの今季8強が決定 ゴンザガ大はあす西部地区決勝

[ 2019年3月30日 15:57 ]

ゴール下でシュートに持ち込むデューク大のウィリアムソン(AP)
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 男子バスケのNCAAトーナメント(全米大学選手権=参加68校)は29日に各地で地区準決勝の4試合を行い、今季のエリート8(ベスト8)が確定。ワシントンDCでの東部地区準決勝では、第1シードで優勝候補の本命でもあるデューク大が、今季敗れている第4シードのバージニア工科大を75―73(前半34―38)で下して31日の地区決勝に進出した。

 ゴンザガ大の八村塁(3年)らとともに、シーズンMVPの「ネイスミス賞」と「ウッデン賞」のファイナリストに選出されている怪物フォワード、ザイオン・ウィリアムソン(1年=201センチ、129キロ)は40分出場して23得点をマーク。2月26日に77―72で勝っているバージニア工科大は、後半残り11秒にアーメド・ヒル(4年)、タイムアウトをはさんで残り3秒にタイ・アウトロー(4年)がそれぞれ3点シュートを放ったが入らず、残り1秒にスローインからのアリウープでヒルが試みたティップもリングに嫌われた。

 デューク大は全68校のトップシードとしてNCAAトーナメントに臨んでいるが、2回戦のセントラル・フロリダ大戦でも77―76と大苦戦。地区決勝ではこの日ルイジアナ州立大を80―63で下した第2シードのミシガン州立大と対戦するが、ファイナル4進出を果たすには、まだまだ大きな試練と向き合いそうだ。

 中西部地区では第1シードのノース・カロライナ大が第5シードのオーバーン大に80―97で苦杯。地区第1シード校の敗退はこれが初めてとなった。

 なお西部地区決勝に進出しているゴンザガ大は30日(日本時間31日)にカリフォルニア州アナハイムでテキサス工科大と対戦。勝てば2年ぶりのファイナル4(4月6、8日=ミネソタ州ミネアポリス)進出となる。

 <各地区決勝のカード>

 ▼東部地区(31日)=(1)デューク大対(2)ミシガン州立大
 ▼南部地区(30日)=(1)バージニア大対(3)パデュー大
 ▼中西部地区(31日)=(2)ケンタッキー大対(5)オーバーン大
 ▼西部地区(30日)=(1)ゴンザガ大対(3)テキサス工科大

 *日付は米国時間、カッコ内の数字は地区のシード順

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