貴景勝、大関昇進へ 阿武松審判部長「申し分ない。もう一つ上がある」

[ 2019年3月24日 18:19 ]

大相撲春場所千秋楽 ( 2019年3月24日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所千秋楽>貴景勝(右)は栃ノ心を押し出しで破り大関を確実とする (撮影・奥 調)
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 貴景勝の大関昇進が決まった。千秋楽で栃ノ心を倒し10勝目を挙げた。千秋楽の一番が終わった後に阿武松審判部長(元関脇・益荒雄)は「先ほど八角理事長に水曜日(27日)に(大関昇進を諮る)理事会を開いてもらうようにお願いしました。審判部の満場一致の決定を伝えました。申し分ないです。この何場所か大変な重圧の中で取っている。私は大関の力はあると思います」と話した。

 貴景勝は直近3場所の通算勝ち星を34勝とし、大関昇進の目安となる33勝を一つ上回る好成績を残した。阿武松部長はこの日の取組前に審判部で話し合いを行い「最後の相撲を見て決めさせてもらいます」と話していた。仮に栃ノ心に敗れていた場合はどうなっていたか?との問いには「9番では厳しいだろうということでした」と明かした。

 今後は27日に臨時理事会が開かれ、その後伝達式が行われる。阿武松部長は「私の記憶の中で、これだけ押し相撲で安定して白星を重ねている力士を知らない。それを(これからも)磨いていってほしい。もう一つ上がありますから」とさらなる飛躍を期待した。

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