紀平梨花、ファイナル制覇の舞台裏語る「最後の決戦なので、もうどうなってもいいかな…と」

[ 2018年12月10日 22:50 ]

紀平梨花
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 シニア初年度でフィギュアスケートGPファイナルを制した紀平梨花(16=関大KFSC)が10日放送のテレビ朝日系「中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!」(月曜後8・30)に出演。演技中の気持ちの変化など、知られざる舞台裏について語った。

 まず、インタビュアーの松岡修造氏(51)が紀平の優勝に対し「驚き」を抱いたことを伝えると、紀平は「順位はまったく気にしてなくて」と、優勝は意識していなかったことを告白。そんな中「完璧な演技を目指して、そのおかげで結構安定した演技ができたのでよかったと思います」と、優勝はあくまで“演技に集中した結果”であることを明かした。

 フリーの冒頭、紀平は3回転半(トリプルアクセル)を失敗し、手を着くミスをしてしまう。しかし紀平は臆することなく2回目もチャレンジ。トリプルアクセルから2回転トーループのコンビネーションを完璧に決めた。これについて紀平は「ファイナルじゃなく、グランプリシリーズだったらダブルアクセルからいっていたと思うんですけど、ファイナルは最後の決戦なので、もうどうなってもいいかな、と思って」と、ファイナルならではの思い切った決断を下したことを吐露。「2つ目は体力的にキツいので、ホントに集中しました」と、まさに勝負所であったことを明かした。

 GPファイナル男子銀メダリストの宇野昌磨(20)は紀平のトリプルアクセルに対し「安定していてすごくキレい」と高評価。ただ、宇野によると紀平の凄さはそこにはないという。「ほかのジャンプも凄くキレいで、シニアに上がりたてなのに表現力が凄い。(シニア)1年目からこんなに評価されるっていうのは、僕だけじゃなく選手みんな驚いていると思います」と、べた褒めだった。

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