バスケ日本、カタールに大勝 地元で馬場が13得点の大躍動

[ 2018年12月1日 05:30 ]

バスケットボール男子19年W杯アジア2次予選   日本85―47カタール ( 2018年11月30日    富山市総合体育館 )

ゴールを狙う馬場
Photo By 共同

 F組の日本(FIBAランク49位)はカタール(同62位)に85―47で大勝し、5勝4敗とした。4位からの浮上はならなかったが、W杯本大会出場権を自動で獲得できる3位のフィリピンと勝ち点14で並んだ。試合開催地である富山出身のスモールフォワード馬場雄大(23=A東京)が13得点、7リバウンドの活躍。予選は残り3試合で、次戦は3日に富山でカザフスタン(同70位)と対戦する。

 満員4100人超の観衆を集めた会場の空気を一変させた。9点リードで迎えた第3Q5分42秒、地元・富山出身の馬場が豪快なダンクシュートでF組最下位に沈むカタールを意気消沈させた。第2Q終了時はリードを許していたが、終わってみれば38点差の大勝。1メートル98のスモールフォワードは「ダンクはチームを盛り上げるプレーなので常に狙っている」と胸を張った。

 筑波大時代の卒論テーマは「ダンクシュートの有用性」。データ分析からダンクに試合の流れを引き寄せる効果があることを導き出した。代表デビューした2月10日のイラン戦での初得点もダンク。元日本代表で富山第一高時代の監督でもある父・敏春さんの観戦する前で、魂の一撃を叩き込んだ。

 チームは4連敗後に5連勝。米ゴンザガ大の八村塁、NBAのグリズリーズでデビューした渡辺雄太が不在の中、司令塔の富樫が第2Qに負傷交代するアクシデントも乗り越えた。馬場は「勝ててうれしいが、次の試合に切り替えたい」。3大会ぶりの本大会出場へ向け、次のカザフスタン戦でも地元ファンを熱狂させる白星を目指す。

続きを表示

この記事のフォト

2018年12月1日のニュース