49ersに救世主?4番手QBマレンズがデビュー戦で3TD チームの連敗を6で阻止

[ 2018年11月2日 12:54 ]

NFLデビュー戦で活躍した49ersのQBマレンズ(AP)
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 NFLは1日、カリフォルニア州サンタクララで第9週の1試合を行い、地元の49ersが34―3(前半17―3)でレイダースを下して2勝7敗。連敗を6でくい止めた。

 49ersは期待されたQBジミー・ガロッポロ(26)が膝のじん帯断裂で今季の出場が不可能となり、その後を受けて出場していた2番手QBのC・J・ベサード(24)も不振。この日は右手首と親指の故障でプレーすることができなくなっていた。そして試合当日になって3番手のQBトム・サベージ(28)を解雇し、「プラクティス・スクワッド(予備登録選手)」に入っていた2季目のQBニック・マレンズ(23=サザン・ミシシッピ大出身)を昇格させて先発に抜てきした。

 この起用策が大当たり。マレンズは1メートル85、95キロとNFLでは小柄なQBだが、オープニング・ドライブでいきなりWRピエール・ガーソン(32)に24ヤードのTDパスを通し、2度目のドライブでもWRケンドリック・ボーン(23)に4ヤードのTDパスを成功させて序盤でリズムを作った。

 結局、22回のパス試投で16回を成功させ、インターセプトを一度も喫することなく262ヤードと3TDを記録。NFLデビュー戦で「151・9」という驚異的なレーティングをマークし、チームの連敗脱出に大きく貢献した。

 レイダースは1勝7敗。データのないマレンズのパスさばきに振り回された形で4連敗を喫し、ロードでは今季4戦全敗となった。

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