貴闘力 貴乃花親方は協調性なし「横綱で勝った実績がある。そういう生きざま」

[ 2018年10月2日 11:12 ]

大相撲の元関脇・貴闘力
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 大相撲の元関脇・貴闘力(50)が2日、日本テレビ「スッキリ」(月〜金曜前8・00)の生放送に出演し、日本相撲協会からの退職が決まった貴乃花親方(46=元横綱)について言及した。

 貴乃花親方と連絡を取ったことを明かし、「協会とけんかするつもりもなく、辞めて、アマチュアというか、ちびっ子たちを教えていきたいと言ってましたけどね」と思いを代弁。連日、テレビ出演を続ける貴闘力に「シドロモドロでもっとしっかりしゃべれ!」とツッコミを入れたといい、「後はお金の問題とかいろいろ言われているけど、お金はなくないからと。そこはテレビで言ってくれ」と一部で報じられた金銭面での問題はないことを強調していたことを明かした。

 貴乃花親方を心配し、お金の援助を申し入れた親方衆もいたとし、「いい人がたくさんいるんやなって。結構心配してくれる人がいっぱいいるから、もう一回戻れば?といったけど、そこはやっぱりイヤと。ダメっていうか、それはいろいろある。本人が思っていることと、協会が思っていることはまるで違うから」と踏みとどまる気持ちはない様子だったとした。

 そのうえで、貴乃花親方は「一門に入っても、入らなくてもクビという状態だった。どっちに転んでもクビだと」と話していたことを告白。告発状を認めて、一門に入っても、騒動を大きくした責任でクビとなり、もちろん、入らなければルールに外れているためにクビになると、貴乃花親方本人は考えているとした。

 ただ、貴闘力は「本人は辞められたんだから、争うつもりはないけれども、悲しいといったら悲しい。本人は協調性ははっきり言って、あまりないんです。全部直球で勝負するから。そこはもっとうまくやればいいのになと思うけど仕方ない。そういう人間だから、あそこまでガチンコで横綱で勝った実績があるわけだから。そういう生きざまで来ているからしょうがない」とコメントした。

 今後の相撲協会について「伝統文化はいいところはある。でも、悪しきものは排除しないと。悪いところばかり排除しないとダメ。江戸時代から続いたいいところはあるから、そこは残してもらいたい。現役で一生懸命やっている力士はたくさんいる。そこで相撲がダメだと言ってほしくはない。今回、貴乃花親方はこういう形で相撲協会を離れましたけど、離れてわかることもある。そこは自分らの元相撲取りの意見を聞いても面白いと思う」とも思いを語った。

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2018年10月2日のニュース